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40代の選手が20代の選手に勝つには?【2】

格闘技・武道未経験の貧弱な男と、空手有段者が戦う際、どんなルールであっても空手家が勝つでしょう。
しかし、貧弱な男であっても「ナイフ一本」を手にしただけで、空手家側の警戒度は格段に上がる事になります。

この状態をフルコンタクト空手の試合で例えます。
武器(一本を取りうる打撃)を持っている選手と、持っていない選手では、余程の筋力差、経験が無い限り、戦術(試合運び)だけでは勝てません。
逆に、多少の筋力差、経験差があっても、得意技があれば互角以上に戦う事が可能です。

フルコンタクト空手の於いての武器とは、単純に威力ある打撃の事ではありません。

・質量
・スピード
・硬度
・反作用度
・相手の身体状態
・当てる箇所

を加味した総合要素によって「武器」となります。

もし相手選手に武器(得意技)があった場合、
「相手選手の対策を練る」
だけでは、同じ土俵に立ったとは言えません。
対策を練っている時点で後手を踏んでいるのです。

ナイフを対処しなければならないような慎重さが、こちらに生まれています。
まして、屈強な男が武器を持った場合、勝ち目がありません。
つまり、こちらも同等の武器を持たなければ勝負にならないのです。

フルコンタクト空手でも、相手選手が武器(強い打撃)を持ち、且つ年齢差によって、スタミナ、機動力が負けているのであれば、こちらも武器(強い打撃)を持つ事が最低条件です。

「相手選手の対策を練る」
と同時に、
「相手選手にも対策を練らせる」
ようにして初めて同じ土俵で戦えるのです。

相手の技に対応する技術も必要ですが、こちらも強力な打撃を繰り出し、その打撃に対して相手が何らかのリアクションをせざるを得ない戦況を作りだします。

そして、そのリアクションから、先を読んだり、裏をかき、自分のペースに持って行くことが理想です。
相手選手が、こちらの打撃に対して、一切警戒する必要が無いのでは、終始こちらが後手を踏みます。
まして年齢差による身体機能の差がある場合は尚の事です。

40代の選手が20代の選手に勝つには、

「武器(強い打撃)の習得」

が第一条件となります。