· 

40代の選手が20代の選手に勝つには?【4】

壮年の選手が、若い選手に対し、「如何ともし難い差」となる要素として、

・心肺機能(スタミナ)
・俊敏性(機動力)

を挙げました。
フルコンタクト空手の試合の判定基準に「手数・足数」「積極性」があります。
しかし、単純に「手数・足数」「積極性」で勝とうとすると、機動力に勝る若い選手を追い掛ける形となり、余計にスタミナを消費してしまいます。

例として、

1.相手選手:自分の左サイドに移動される。 自分:相手の左サイドに移動する。
(相手と自分の間の空間を中心に、反時計回りに回り続ける。)
※互いに左手、左足前のオーソドックな構え。

2.相手選手:下がってカウンターを狙う。 自分:前進して追い掛ける。

いずれも共通して言える事は、相手を追い掛けている事です。
これでは、「1」の場合では、時間が経過するごとにスタミナを消費する事になり、「2」の場合は、まんまと相手の作戦通り、カウンターを極められる事になります。
相手選手が「1」や「2」の戦術を取った時の対処法が知られていないように思えます。

私が思うに、フルコンタクト空手の世界は、前進至上主義になっている為ではないかと思います。
確かに、フルコンタクト空手の試合では、前進しながらの打撃が判定で評価されますが、いつまでも「前進を前提とした打撃」のみでは、年齢の差は覆せません。

前以外にも、横、斜め、後と、移動する方向は多種あり、その移動にそった打撃の有りようを、理解、習得する必要があると思います。